Uber(ウーバー)が定額で乗り放題!?「Uber Plus」とは

Uber(ウーバー)が定額で乗り放題!?「Uber Plus」とは

自動車に関連するサービスの中でも、今非常にホットな配車サービス(ライドシェアという表現もよくされています)。

複数のサービスが各国で登場し多額の資金調達をしながらしのぎを削っていますが、その代表格と言えるのがアメリカ発の「Uber」でしょう。2009年に設立されたUber Technologiesが運営する同サービスは、現在500を超える都市で利用できます。アメリカ国内はもちろん、中南米やヨーロッパ、アジア、アフリカでも一部の都市で利用が可能。日本国内では東京で使えるので、利用経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?


そんな成長著しいUberですが、現在はシンプルな配車サービスを超えた新しいサービス・機能を次々と発表しています。

その1つが、定額でUberが乗り放題になる「Uber Plus」(ウーバープラス)です。2016年9月にベータ版の提供が開始したばかりで、まだまだエリアは限られていますが、「定額使い放題」というのがなんとも今風というか、インターネットサービスっぽいですよね。

そのUber Plusについてもう少し詳しく紹介していきます。

定額乗り放題!サブスクリプション型配車サービス「Uber Plus」

最近は様々なジャンルで「サブスクリプション」というモデルのサービスが増えてきており、ニュースなどで耳にした方もいらっしゃるかもしれません。

このサブスクリプションとは、一定期間サービスの利用が決められた範囲ないで無制限に使えるというサービスのモデルです。

例えばSpotifyを始めとした音楽聴き放題サービスや、NetflixやHuluといった動画見放題のサービス。さらには日本でも2016年の8月から利用できるようになった、電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」などは利用されている方もいらっしゃるでしょう。

それらのサービスと同じように、毎月一定の金額を払うことでUberに乗りまくれるというのがUber Plusです。乗り放題といっても無制限ではなく、地域によって料金のや回数の上限、そのほか細かい条件に違いがあります。

Photo credit: Senator Mark Warner

Uber Plusの概要

ベータ版リリース時に提供開始されたのは、以下の6都市です。

  • サンフランシスコ
  • シアトル
  • サンディエゴ
  • マイアミ
  • ボストン
  • ワシントンDC

回数や料金、条件は異なりますが、基本的には月額20ドルで20回〜40回の利用ができるようです。(一部、提供が継続されないエリアもあるようです)

また10月からはニューヨークでの提供が開始されます。

Forbesによれば、別の乗客との乗り合いプラン「Uber Pool」を利用する際が対象とのこと。

料金の前払いにより、同一方向に向かう客たちが乗り合い乗車を行なう「ウーバー・プール」の利用が無制限で可能となる。料金は10月の第2週までの期間が100ドル。200ドルを払えば10月末までの期間が乗り放題になる。

利用頻度が多い人にとってはかなりお得!

例えば今回ニューヨークでテスト的に提供されるプランであれば、Uber Poolに限られるものの使用回数の上限はありません。

頻繁に使用しているというユーザーの場合は、かなり安く利用できる可能性もあります。普段はタクシーを利用しているという人も、これを機にUberを検討するというのもいいかもしれません。

使用回数の上限があるケースでも、同様に上限回数に達するほど使う人にとっては非常にお得です。

サンフランシスコの場合9月までは、「20ドルで20回の乗車」、もしくは「30ドルで40回」の乗車が可能だったが、10月からは「40回の乗車は40ドル」となる。(Forbs japanより)

例えばサンフランシスコだと40回の乗車が40ドルになるとのことで、上限まで使えば1回あたりの料金は1ドルになります。もちろん1日に1回以上利用することになるので、相当なヘビーユーザーの場合ではありますが。

次々と新サービスを繰り出すUber

出典 : UberEATS 公式サイト

Uber Plusはまだ始まったばかりで、今後サービスが継続されるのか、条件がどのように変わっていくのかはわかりません。ただ、定額で乗り放題という切り口は現代的であり、非常におもしろい切り口だと思います。

Uberはすごい勢いで提供エリアを広げているだけでなく、Uber Plusのように新たなプランや新規サービスも続々と始めています。

例えばフードデリバリーサービスのUberEATS。アプリから簡単にデリバリーの注文ができる同サービスは、9月29日より東京の一部エリアでも利用ができるようになりました。

また自動運転トラックを用いた運送サービスを提供するOttoを買収し、物流にイノベーションを起こそうとしています。(これについては別途詳しく紹介する予定です)

さらには飛行機タクシーを真剣に考えているという話もでてきているほど。

短期間の間にも急速に進化し続けるUber。今回紹介したUber Plusを含め、今後のUberから目が離せません。

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