宇宙データの活用によって変わる移動の未来

宇宙データの活用によって変わる移動の未来

元垣内 広毅のアイコン
元垣内 広毅
取締役
株式会社スマートドライブ
小笠原 治のアイコン
小笠原 治
フェロー
さくらインターネット株式会社
松浦 直人のアイコン
松浦 直人
フェロー
さくらインターネット株式会社
西村真里子のアイコン
西村真里子
代表取締役
株式会社HEART CATCH

宇宙と聞くと、現実からほど遠い場所にある未来の話のように思われる人もいるかもしれません。
しかし、国際市場ではすでに38兆円にまで成長していますし、宇宙ビジネスは今後も世界的に伸びていくと予想されています。また、宇宙に数多くある衛星から取得できるデータはGPS以外にもビジネスへの様々な利活用ができます。衛星データを軸に、あらゆる可能性を探ってみませんか。

自己紹介と事業について

小笠原:23年前、今の社長である田中とさくらインターネットというデータセンター事業の会社を創業し、現在は衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」をはじめ、メルカリで研究所をやったり、ABBALabという投資ファンドをやらせていただいています。
さくらインターネットは一時、低迷した時期もありましたが、急成長産業で、必要なこと、チャレンジすることは大事ですし、今は第二のチャレンジ期ということでIoT事業や衛星データ事業に参入いたしました。

宇宙産業は世界で38兆円ほどの規模になっていますが、そのうち日本は1.2兆円程度。それを今までは研究として国費で賄ってきました。違和感がありませんか? 小型衛星やロケットも打ち上げられているのにこれだけの規模だなんて。産業化がされてないからです。インフラ部分は難しいですが、私たちの強みとするデータの活用によって市場を広げ、それがまた新しい衛星やロケットの打ち上げにつながってほしいと思いながら取り組んでいます。

西村:Tellusというプラットフォームから市場が拡大し、結果、日本が宇宙ビジネスに強くなるといいですよね。

小笠原:そこを狙っていきたいですよね。
今はコンピューティングというプロセッシングとストレージとネットワークを衛星データに即した形で提供するために、5PBくらいのストレージにさまざまな衛星のデータ、センシングのデータを搭載している最中です。それをみなさんがWeb APIで使いやすい形にすることや、それを操作するための環境を整えようとしています。開発環境においてはPythonが使いやすいようにJupiter Labを無償で提供しています。

西村:Tellusは昨年にスタートされたとか。

小笠原:実際にバージョン1.0が完成したのは今年の2月ですので、まだ半年程度しか経っていないんです。ぜひ、みなさんに使っていただき、ご意見をいただければ。
モビリティ領域においても利用できる、開発するための環境やデータを無償で提供していますので、まずはチャレンジいただければと思います。

西村:本プロジェクトは、経済産業省からの3年間の委託案件で、その後は民営化を前提にされていると聞いています。

小笠原:あと一年しかありませんので、無償のうちに思いきり使ってください。

スマートモビリティと衛星データの接点としてはコンピュータービジョン、いわゆるAIが共通項として考えられますが、それに必要なGPUも無償で提供していますので。さくら自身は宇宙のビジネスに携わったことがありませんので、協力者づくりが重要です。衛星データだけでは価値を生みにくいので、様々なデータやビジネスを組み合わせるためにTellusの開発・利用促進を行う「xData Alliance」を発足しました。こちらに加入されている企業には、超解像技術を有するシャープさん、インキュベイトファンド、NTT東日本さんなど異業種が集まっています。

西村:松浦さんも自己紹介をお願いします。

松浦:前職は宇宙航空研究開発機構(JAXA)で、33年ほど宇宙関連の仕事に従事してきました。30年のうち20年以上は地球観測をしていましたし、測位や通信などを含め宇宙の利用関係の仕事を長く続けてまいりました。しかし、利用がなかなか進まないというもどかしい思いから7月末で退職し、8月からさくらインターネットでTellusの構築に携わっております。

宇宙の利用には、宇宙の環境と宇宙の空間と二種類あります。宇宙空間の利用に関しては、ひまわりの気象データやWOWOWさんのような通信・放送、自動車業界ではみちびきなどの人工衛星から測位データが利活用されています。ただ、地球観測データの利用については、まだまだ進んでいません。宇宙環境の利用については国際宇宙ステーションでの無重力環境の利用が進んでいます。地球の近くではかなりビジネスが回っており、38兆円規模の市場が形成されています。

JAXAやNASAはより地球から遠く離れた宇宙へと注力し始めていますし、アメリカが中心となって月の周りにゲートウェイという玄関口を作って、月や火星に行ったりするために、国費を投入している時代になりつつあります。日本ではまだまだですが、アメリカやヨーロッパなどは、海外では宇宙産業を育てるために取り組んでいて、投資も増加し続けている状況です。

西村:私は清水建設様から宇宙ホテルのお話を伺ったことがありますが、そこにいくためにロケットを打ち続けられる国であるべきだとおっしゃっていて。そのためには、データを使えるプレイヤーが増えてビジネスを動かしていくべきだと思うんです。そこはスマートドライブさんがお得意なのでは?ということで元垣内さん、自己紹介をお願いします。

元垣内:スマートドライブでは、二人目の社員ということもあり、これまで幅広い業務をしておりますが、私自身は、統計解析やマシーンラーニングといったアカデミックなバックグラウンドを経て、前職はWeb系の会社でデータサイエンティストの仕事をしてきたという経験から、現在は主にデータ解析領域の技術開発と事業開発を担当しています。

西村:衛星データを使うプレイヤーが増えて欲しいという思いとともに、衛星のデータを組み合わせたビジネスを作るという話があるかと思います。スマートドライブ社は仲介役という形になりますか?

元垣内:スマートドライブ=車というイメージが強いのですが、もちろん車のサービスには注力しているものの、車に限らず広く移動の進化や移動の価値創出をドライブしていこうというのが私たちです。様々なサービスに使っていただけるようなモビリティセンサーデータプラットフォームとして仲介役という形で基盤を提供することもありますし、自分たちでデータを活用したサービスを開発し提供することもあります。基盤とサービスの両面を提供しているのがスマートドライブの特徴でもあります。

衛星データの最前線

西村:それでは衛星データが今どういう状況にあるのかを教えていただきたいと思います。

松浦:人工衛星からは、地球上の陸海空、そして雪氷に関する情報は全部取れますが、中のデータは取得するのが非常に難しいため、すべて表面上のみのものになります。Tellus上に載っている人工衛星のデータでは、一番小さくて50cm四方のものが判別できます。青色の衛星データは今皆さんが見ているものと同じものがそのまま見えますが、黒色の衛星データになると、電子レンジの電波と同じマイクロ波を地上にバンッと照射してその反射をとるんです。そのため、雲や雨が通過して地面とか車、建物から反射した様子を見ることが可能です。

衛星データには様々な種類あります。そのうち、AW3Dは地球上の高さ方向がわかるもので、数mの精度で高さ方向の全地球の状態がわかりますので、ビジネスにも使われています。衛星データのみで使えるものもありますが、地上のデータと組み合わせた方がビジネスへとつながるのです。

アメダスという地上の雨量や気温のデータ、RESAS(リーサス)という地域の経済の統計データ、人流のデータと動的なデータなどを組み合わせていけば、太陽電池の発電設備の適切な設置場所や、経済的な指標、マーケット分析までできるようになるんじゃないかと。

小笠原:モビリティセンサーデータとかもね。

松浦:とはいえ、現状は衛星データが蓄積されている場所が点在しており、そこからそれぞれのデータを持ってこなくてはなりませんので、実は非常にハードルが高いのです。それが、Tellusが誕生した理由の一つでもあるのですが。衛星データは、1シーンにつき600〜700MB程度の大きさになるので、ストレージもたくさん用意しなければなりません。

クラウド上に衛星データと地上データが置いてあって、コンピュータ環境も整っている。それがTellusですので、開発環境へのハードルを大きく下げているのではないかと思っています。

小笠原:そうですね。先ほど述べた開発環境をクラウドで提供しているので、可能であれば将来的には後進国に住む十代の若者たちが日本のクラウドとデータを使って開発するところまで先導できればいいなと思っています。

西村:Tellus以外にも、アメリカやヨーロッパなどで同じような取り組みがあるかと思いますが、使いやすさに関していうといかがでしょうか。

小笠原:そうですね。海外で使いやすいものも結構ありますが、ヨーロッパであればAirbusを、USであれば AWSを中心にという動きがありますし、中国やロシアであれば独自で開発されるでしょう。そうなると、私たちはアジアという範囲での利活用をしっかりと考えていかねばなりません。

衛星データの未来

西村:次は、衛星データの今後の可能性にフォーカスをあてていきましょう。

松浦:アメリカではUSGS(アメリカ地質調査所)などの政府機関、AmazonやGoogleなどの民間企業と、2系統で衛星データを提供しており、使いやすさはユーザーが選択する形です。Googleの場合、商業利用しなければ使用できるGoogle Earth Engineを公開しています。一方、ヨーロッパでは、地球観測データに関する「コペルニクス」というプログラムがあり、これを活用して世界の覇権をとる、データの覇権をとると宣言しています。これは衛星データをヨーロッパ地域の行政に利用するのが中心の計画ですが、ベンチャー企業をたくさん育て、そのベンチャー企業がヨーロッパの衛星データを使ってアジア域でのビジネス利用を促す流れを組んでいます。いずれの国も、今スタートラインに立った状態ですので、日本が遅れているというわけではありません。

西村:Googleは無償で使える代わりに、Google側にデータを渡さないといけないのでしょうか。

松浦:違います。Googleは自分たちデータを無償で使ってもらうことで、「やっぱりGoogleがいいよね」を広げていきたいだけだと思います。そのほか、衛星データが実際にビジネスとしてどのように使われているかをザクッとご説明しますね。

・美味しいお米の生産
青森の特Aブランド米「青天の霹靂」は、収穫時期、おいしさ、地面や土壌の詳細な情報を衛星データと地上のデータを組み合わせて把握しながら生産し、ブランディング化に成功した事例です。

・地盤の変化
人工衛星がマイクロ波を地面に照射して反射を捉えると、地面の変動が面的かつセンチ単位でわかります。GPSを埋め込んでおけばより正確に取れますが、点データでなく面的に捉えることで、日本にいても地球の裏側の地盤沈下の情報を取得することができるのです。

・海の漁業
人工衛星のデータは、おそらく一般の市民の方々だと漁業者が一番利用されているんじゃないでしょうか。海の温度、植物性プランクトンの量、そして海面の高さ。これらの情報と、どこにどの種の魚がいるかを漁師さんの経験と合わせて漁業する場所を把握する際に使われています。

・売上高の把握
スーパーマーケットで駐車している台数を測り、売上高がどのくらいかを把握する。これはアメリカでの事例で、経済の指標として、駐車場の車の台数を把握するという話です。もう一つ、似たような例に、テスラの生産台数を数えるものがあります。発表している生産台数と比べてどうかを把握するためだとか。

小笠原:テスラはニュースを見たときにそこまでやるんだってびっくりしましたね。

松浦:カウントしてぴったり合わなくてもいいそうなんです。嘘をつけないことが大事で。
国際宇宙ステーションから地上の明るさが見える映像って見たことありませんか? 実際に地上を照らさなければいけない光が宇宙空間から見えるのですが、これが明るいか暗いかで、経済が活性化しているか低下しているかが指標化されています。厳密には明るさと他のデータを組み合わせるのですが、こういったこともビジネスになるということでご紹介しました。また、森林の管理、ビルの高さの情報もすでにビジネスになっています。

西村:元垣内さんは駐車場の事例をどう思いますか?

元垣内:スーパーだけでなく、物流施設や複合施設など、あらゆる場所での渋滞は、我々もよくご相談を受ける大きな課題のひとつです。渋滞しているなら今は行かずに時間を変えて行動するという方もいらっしゃいますし、こうした衛星データからの情報が人の移動を変える可能性が大いにあるなと感じています。

小笠原:今の衛星データの弱点は時間精度が低いところです。まだ取得できるのが1日に1回、3日に1回程度ですから。ただ、超小型衛星みたいな形にして時間精度を上げていこうという流れもありますので、それが実現すればリアルタイムなモビリティともつなげられるかもしれません。

衛星データの可能性

西村:渋滞の緩和はぜひお願いしたいところです。それでは、今後の可能性についてスマートドライブが考えることをお話しいただけますか。

元垣内:衛星データによってIoTデバイスが不要になる、もしかしたら衛星データ自体が移動のデータになり得るんじゃないかと考えています。現在は、デバイスを挿して、そこにセンサーをつけて、ネットワークにつなげるのがIoTの基本的な流れですが、そこのハードルはデバイスやハードが必要でコストもかかり、設置作業も必要になることです。また、継続的にデータを取らなくてはなりませんので通信も必要ですし、バッテリーの供給も必要になります。

もし、衛星から詳細な移動データが必要なタイミングで取得できるようになれば、それはある意味、IoTのそういった制約やハードルから開放されるようになるかもしれません。

西村:小笠原さんはとくに投資家さんやスタートアップ企業と多くの接点があると思いますが、IoTデバイスが不要になればどうなると思いますか?

小笠原:さくらは元々、IoT関連のサービスを展開していましたが、それはミクロなデータを取得するためだったんです。しかし衛星はリモートセンシング、現状の精度で言うとマクロなデータを取っていて、ミクロなデータとマクロなデータの相関性がわかれば、元垣内さんがおっしゃるようにマクロなデータだけで良くなります。そうすると、データの収集コストが低くなりますが、今はおそらく混在期なんですよね。

西村:どちらからもアプローチしているという。それに関わる特許を取ってらっしゃるんですよね。

元垣内:こちらは私たちで特許出願したものですが、デバイスがなくてもIoT化できる、コネクテッド化できる技術の例です。どういったものかというと、コネクテッドカーではない通信機器を積んでいない車が街の道路をばーっと走っていく過程で、今だとドライブレコーダーを積んでいる車両がたくさんあると思うんですけど、いろいろなところでそういった車とすれ違ったりとか、あと追いついたりして、他の車両のドライブレコーダーのカメラに撮影される画像データとして、今ここにいましたね、パシャ、パシャ、パシャって撮られていって。事後的な計算になったり、細かい粒度では取れない等の制約はあるとは思うんですけど、サーバー側でその画像を繋いでいくと、あたかも走行の軌跡が描けて、簡易的にある意味コネクテッド化してしまったような技術です。

いきなり全ての道路シーンでの適用は、なかなか難しいところはありますが、例えば、定期運行の車両で走行する時間やルートが決まっているとか、あとはスマートシティみたいな形で交通量がモデル化されているところであれば、そこに対して、街中の道路に解き放つドライブレコーダー付きの車両をコントロールすることで、街全体の車両の移動を捕捉することができるといった発展の可能性があるのではないかと考えています。

西村:いまスマートシティ化という話がでましたが、衛星がもう少し多く上がって、ほぼリアルタイムに情報が取れるようなれば実現可能になると考えるとよろしいですか?

松浦:そうですね。今の衛星データは静的なデータがほとんどで、動的なデータは取れていません。しかし観測の頻度が上がればこの課題をクリアできるのです。それには今より多くの衛星を上げるか、ひまわりのように常時見ているかになりますが、やろうと思えばすぐにできること。ただ、ビジネス的な視点では詰めきれていませんし、そもそもこのような要求が明確に上がってきていないのです。

小笠原:今までの宇宙はビジネス色が薄いですからね。ただ、ビジネスを始めるなら今がチャンスです。

元垣内:先ほどは地上のドライブレコーダーのカメラで撮影したデータでしたが、これを一気に高度を上げて宇宙までもって行って、衛星のカメラで撮影するということも考えられるかもしれません。そうなると、どれくらい細かいものまで識別できるのかという分解能の話が出てきますが、先ほどのスライドにあったように、Tellusさんの衛星データでは、すでに50cm四方のモノまで識別できるようになってきています。ですので、極端な話、50cm四方のピクセルで大きなQRコードを作って、それを空から見て、個体識別できるような情報を載せることもできるのではないでしょうか。

しかも、衛星では色まで判別できるそうなので、情報量が足りないならば、白黒ではなくカラーのQRコードを、船に積んだコンテナに貼り付けてそれを撮るということもできるかもしれません。

小笠原:海の場合はセンサーで取るのが非常に難しいので、そのような衛星の活用はありだと思います。

松浦:実際は結構進んでいるのですが、安全保障系のユーザーばかりで。ビジネス領域でもガンガン活用できるのですが、まだ広がってさえいません。

小笠原:冒頭で38兆円規模と言いましたが、インテリジェンスの市場規模が大きいですね。

西村:そこも含めて、まだ参入の余地が大いにありそうですね。

衛星データを活用し、新たな未来を切り拓く

西村:ここからは来場者のみなさまにどのような形で仲間になってもらいたいかを伺いたいと思います。

松浦:現在、Tellusのユーザーは1万2千人を超え、20〜30代の方が中心です。

小笠原:ちなみに、日本の宇宙産業従事者はまだ9千人程度です。

松浦:アクセスすればすぐに衛星データの表示が可能ですし、申請いただければコンピューター環境も無償で提供できますので、興味がある方はぜひ実際に触っていただければと思います。

小笠原:エンジニアだけだとなかなか前へは進めませんので、来年の2月を目処にアプリケーションやデータをご登録いただいて誰かに使ってもらえる仕組み、要するにビジネスしていただける環境を作っていこうとしています。実際にデータをお持ちの方、データを使ってこんなことしてみたいという方がいればご相談ください。

西村:アイデアが固まりきっていなくても、このプラットフォームを通じて、さまざまなクリエイターやエンジニアに使ってもらうこともできるのですね。

小笠原:ドコモ・インサイトマーケティングの携帯の事業データも一部Tellusに入っていますので、それとサーバーのデータとを重ねて見るような使い方もできますし。また、「宙畑(そらばたけ)」というオウンドメディアではビジネス系の情報や事例を発信していますので、ぜひご参考ください。

西村: Tellusの立ち上げから3年間は経済産業省が支援していますが、その先はどうなるのでしょうか。

小笠原:民営化するという前提でやっています。ただ、まだまだ課題が多いと思っています。だからこそ、今のうちからもっと身近になってほしいし、ビジネスとしても活用いただきたい。ぜひ、気軽に使ってみてください。たとえば、オウンドメディアに掲載する記事として「一番早い桜を見に行こう」みたいな活用方法もできますので。

西浦:地方活性化にも使えそうですよね。

元垣内:これは会社の全体像を表すものですが、データを集めるレイヤー、集めたデータを解析するレイヤー、解析したデータを活用したサービスのレイヤーといった3つのレイヤーで構成されています。我々は、移動のデータを集めて解析してサービス化するところを得意としていますが、移動のデータだけでなく、そこに、ドライブレコーダーのデータや温度センサー等の様々なセンサーを組み合わせることで、これまでになかった様々な新しい価値の創出に取り組んでいます。今回、Tellusの宇宙のデータも、そういった中に、組み合わせることで大きな可能性が生まれることがよくわかりましたので、「Tellus × SmartDrive × 〇〇」と、ご来場の方々の事業含め、様々な事業とコラボレーションしながら、面白いものを作っていけるんじゃないかなと期待しております。

松浦:私がご紹介した海外の事例も含めて、基本的に衛星データは静的な止まったデータです。地上など止まったデータ同士は組み合わせてきましたが、動的データとの組み合わせはほとんどありません。これは宇宙関係者にはできないエリアですので、多種多様な知恵を組み合わせて、静的なデータと動的なデータの組み合わせを試していきたいと思っております。

西村:来年のこのMobility Transformationでは、このTellus×SmartDrive Platformを使った事例をたくさんご紹介できればいいですよね。ありがとうございました!