モビリティデータを活用した安心・快適な新しいモビリティ・ライフの実現​

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Speakers

弘中 丈巳
弘中 丈巳
CRO
株式会社スマートドライブ
西村 潤也
西村 潤也
経営戦略部 課長 次世代モビリティチーム 統括リーダー
小田急電鉄株式会社

Summary

高度な安全装置が車に搭載されるようになったにもかかわらず、なかなか減らない自動車事故。事故がなく地域住人が安心して快適な生活を送る街を構築するには、どのような対策が必要なのでしょうか。本セッションでは小田急電鉄とスマートドライブが取り組むプロジェクトの事例を中心に、住人の方々に新しいモビリティライフを提供する方法をご紹介します。

スピーカーの自己紹介

西村2003年に小田急電鉄に入社し、鉄道現業、運転車両部、交通企画部などを経て、2016年7月から経営戦略部で次世代モビリティの統括リーダーを務めています。自動運転バスやMaaSアプリケーションの開発、今年の3月からは安心・快適なモビリティ・ライフの実現にむけてスマートドライブとプロジェクトを立ち上げました。

弘中日系のコンサル会社からキャリアをスタートし、セールスフォース、マルケトといった外資系IT企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援をしてきました。
2019年3月にスマートドライブへ参画し、チーフレベニューオフィサーとしてモビリティトランスフォーメーション(MX)を推進すべくマーケティングチーム、カスタマーサクセスチーム、事業開発チームのマネジメントを担当しています。

小田急電鉄がMaaSに取り組む理由

西村こちらには2つの写真が並んでいます。
左は1927年(昭和2年)のもので、新宿〜小田原間を結ぶ小田原線の開業を祝った写真です。当時は関東大震災から5年が経過した、震災復興のタイミング。そんな大変な時期にも関わらず、約80㎞もの鉄軌道をたった1年半というスピードで完成させた大工事と先輩方からは聞いております。今でいうイノベーティブな、変革の時代に小田急電鉄は誕生しました。

右の写真は2018年3月の写真で、構想から約50年、工事着工から約30年の年月を経て、ビッグプロジェクト「複々線化」が完成しました時のものです。
高度経済成長期を経て、私たちは私鉄モデルと言われる鉄道の輸送、住宅の供給、ストアやレジャーの供給など多角的な事業を展開してきました。しかし近年、非常に厳しい人口減少の時代に突入し、このような多角的な私鉄モデルが通用しなくなってきたと考えています。そうした状況下の中で複々線を完成させた小田急が次に取り組むべきは何か。私たちは次なる手段を考えなくてはなりませんでした。

小田急線は小田原線のほかに江ノ島線、多摩線からなる全長120.5㎞の路線であり、1日200万人以上のお客様にご利用いただいています。小田急沿線は、大都心の新宿から住宅エリアの世田谷、新百合ヶ丘、町田、日本を代表する観光地である箱根、江の島など、都心から郊外、そして観光地と多様な都市構造を有する表情豊かな路線です。

グループをあげて、運輸業を中心に流通、不動産、ホテルなど、様々な事業を展開していますが、昨今、人口減少時代の到来したことで厳しい状況下に置かれています。

生産年齢人口が減るということは、鉄道の通勤利用者の減少とドライバー(運転士)の不足に陥ることを意味します。また、高齢者の外出率低下だけでなく、最近では若年層においても外出する人が減っているのも大きな課題です。ネットで買い物する人が増え、テレワークがさらに普及すれば、さらに鉄道利用者は減っていくでしょう。ただ、私たちもネガティブトレンドばかりに目を向けているわけではありません。

高齢者の免許返納や車の所有率が低下する、このような“自家用車ネガティブ層”が増えるからこそチャンスがあるのではないか。高齢者に対しては自家用車以外の移動手段を提供し、若者に対してはアプリやサブスクなどを活用した新たな移動体験を提供することで、マイナストレンドに打ち勝つプラスの要素を見出そうと、ポジティブな一面を見出し、そこへ向けた施策を展開しようとしています。

【検証】今の20代若者は本当に約半数が休日に一度も外出しないのか?

西村少し古いデータですが、これは平成27年(2015年)に実施された調査の資料です。
1987年と2015年の休日の1日あたりの移動回数の構成比を見ると、1987年が28.6%に対し、2015年は44.5%。これは休日に一度も外出しない人の割合です。この調査から5年が経過していますので、数字が変動し、今はおよそ半数が休日に外出しないと答えているのではないかと考えています。

弘中ニンテンドーswitchやnetflixなど室内でも楽しめるコンテンツが増えてきましたので、全体的に外出する人は減ってきたかもしれませんね。私自身は三十代半ばで、もともと外出が好きですし、街に出た時はポケモンGOなどで遊んだりしていますが…。

西村ポケモンGOは世界中で爆発的にヒットしましたよね。ポケモンGOは現実世界を舞台にした位置情報ゲームアプリですので、個人的には外出を促すためのゲームと捉えていました。実際に、外に出るきっかけになった人も多いようです。
参加者の皆さんはいかがでしょうか。意見を拾っていくと、「理系の大学に通っているが、外出している人は少なかったと認識している」「28歳だけど、コロナ前でも外出しない週が多かった」「昔と比べて外出する機会が減っているでしょうね。過去は外出しないと楽しめなかったことが今は外出しなくても楽しめるようになった」などの声が上がっています。

確かに、家の中で完結する機会が増えましたから、あえて買い物に行く必要もないし、わざわざ遊びに出かける必要もないと考える人はいるでしょう。しかし、私たち運輸業としては、移動をしていただかないとビジネスができません。ですから、今後はいかに移動していただくか、移動目的も合わせてサービスを提供して行く必要があるのです。

こうした時代背景などを踏まえ、小田急電鉄は新しい社会を築いていこうと、今までに蓄積した経験を揺るぎない土台としながら新たなテクノロジーを取り入れ「会いたいときに、会いたい人に、会いに行ける」という次世代のモビリティ・ライフを生み出すことを2018年4月に発表しました。それから2年、アプリの開発、自動運転バスやオンデマンド交通の実証実験などを積極的に進めている最中です。

小田急電鉄のMaaSへの取り組み

弘中ご解説、ありがとうござました。国土交通省の資料を引用して解説しますと、日本版MaaSの実現には、事業者間のデータ連携、運賃・料金の柔軟化とキャッシュレス化、まちづくり・インフラ整備との連携、新型輸送サービスの推進、その他の取組という5類型で構成されています。
ここからは小田急さまの取り組みはそれぞれどの要素に関連するか、そしてどのように展開されているかをさらに詳しくご解説いただきたいと思います。

西村それでは、私たちが現在取り組んでいる事業者間のデータ連携、運賃・料金の柔軟化とキャッシュレス化、そして新型輸送サービスについて具体的にお話させていただきますね。

・運賃・料金の柔軟化とキャッシュレス

小田急では、昨年10月にMaaSアプリEMot(エモット)をリリースしました。EMotは、EMotionとMobilityを掛け合わせた造語で、日々の行動や利便性をより高め、新しい生活スタイルや観光の楽しみを見つけることを目的としています。

EMotのおもな機能は次の2つです。

1.複合経路検索

鉄道とバスに加え、タクシー、カーシェア、バイクシェアを複合的に検索し、予約・決済が完了できる機能。

2.デジタル電子チケット発行

購入、支払い、発券、利用をアプリで完結できる機能です。チケットには次のようなものがあります。

デジタル箱根フリーパス:通常、駅や旅行代理店で購入いただくフリーパスチケットをアプリ内で購入いただき、アプリ画面をチケット代りとして使用できるというもの。クレジットカード決済でご利用いただけます。

バス無料チケット:小田急の特定の商業施設内で2,500円以上のお買い物をしていただいたお客様に対し、バス無料チケットを付与するというもの。買い物時のレシートを商業施設受付で見せていただきますと、QRコードをご提示させていただきます。これを読み込んでいただくとEMot内にチケットを2枚付与させていただきます。その日のお買い物の帰りと、またお買い物へきていただく際にご利用いただけます。

飲食サブスクリプションチケット:一日一回、対象店舗で500円相当の対象商品が購入できるチケット。
(新型コロナウイルスによる影響で、4月7日から「デジタル箱根フリーパス」と「飲食サブスクリプションチケット」の販売を一時休止中)

同じ電子チケットとして、静岡県浜松市にある遠州鉄道のチケットもEMotで販売しています。今年の2月、浜松で「はままつスマぐる」というグルメイベントが実施されました。今まで紙で発行していた食券(回数券)を今回はEMotの電子チケットのみで運用されたとのことでしたが、一週間で1000枚以上利用があったと伺っております。このように、EMotは交通だけでなく、飲食サブスクやスマぐるのような生活サービスと融合し、新たな体験や価値をお届けしているのです。

ここで私からみなさんに質問をさせてください。MaaSは乗り物だけでなく、生活・観光サービスとの組み合わせが重要だと言われていますが、どのような組み合わせが次世代のモビリティ・ライフにつながるでしょうか。まずは弘中さんの意見を伺えますか。

弘中外に出ることを目的として考えると、自然のアクティビティと紐づくことが外に出るきっかけづくりにもなるのではないでしょうか。

西村そうですね。先日、私が講義を行った大学では、美術館、博物館という意見が上がりました。家の中にいては楽しむことができない、その場所に訪れ、実体験によって楽しめるものがいいかもしれませんね。参加者からは、「グルメは実体験でしか味わえない」とか、「これからのモビリティは単なる移動手段としてではなく、多様なエンターテイメントの価値を提供して行くのではないかとワクワクしている」というコメントもありますね。

ここで一つ補足を。小田急=ロマンスカーという方が多くいらっしゃるかと思います。最新モデルGSEのコンセプトは「箱根へ続く時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」。展望席には大型の一枚ガラスを使用して眺望を格段に向上させ、左右の振動を抑制する装置で乗り心地の良さを追求するなど、ただの乗り物ではなく、箱根までの旅路を五感で楽しんでいただけるように車両を設計しました。

また、参加者から「訪れた先のオススメの観光地を教えてもらえると嬉しい」「駐車場のチケットと結びついてほしい」という意見もありますね。アプリはGPSでリアルタイムの位置情報を取得できるのがメリットです。ですから観光ガイドには適していますし、それ以外にも便利な周辺情報とつなぎ合わせるなどして、今後EMotをアップデートさせていきたいと思います。

・事業者間のデータ連携

西村昨年来より、他の交通事業者や自治体から、独自のアプリを開発して当社のようにMaaS展開をしたいという声を多くいただくようになりました。そこで、柔軟かつ安価にアプリを開発いただけるよう、小田急ではEMotの機能をオープンな共通データ基盤「MaaS Japan」として構築し、EMotと同等の機能をスピーディーに展開できる環境を提供しています。

たとえばA電鉄が独自アプリを開発したいという場合、フロントのアプリだけ開発いただきMaaS Japanと連携いただければ開発コストを抑えつつEMotと同じような機能展開ができますし、お客様にとっては他のアプリと同じ使い方ができるためユーザビリティも担保できます。MaaS Japanでは、交通サービスの連携として締結している企業は現在十数社ほど。オープンなものとして中立的な立場で展開することで、より多くの方に新たなモビリティサービスのアプリケーションを体験していただきたいと思っています。

ここで、一つ、事例を紹介させてください。JR東日本と小田急のMaaS Japanが連携して取り組んだ、「立川おでかけアプリ」です。

MaaS JapanにJR東日本のモビリティリンケージプラットフォームの機能を掛け合わせ、検索エンジンはヴァル研究所のmixwayを活用して開発しました。

このアプリには、立川バスや多摩モノレールのワンデイパスとして利用できる電子チケット機能、鉄道とバスのリアルタイムの状況が反映された経路検索機能を搭載しています。経路検索の中に小田急の立川バスやJR東日本の中央線(東京~甲府間)・南武線のリアルタイムデータを入れ込むことで、遅延が発生した場合はピンクで「遅れています」と表示し、乗り換え案内の結果も遅延を考慮したルート結果を表示するようにしました。

・新型輸送サービスの推進

次は新型輸送サービスについて。昨年、一昨年と江の島、多摩ニュータウンにて自動運転バスの実証実験を行いましたが、今後も引き続き、小田急グループ内のバス会社と実証実験を進めています。

また、今年2月17日から4月8日まで、オンデマンド交通「しんゆりシャトル」の実証運行を行ってきました(新型コロナウイルスの影響で現在は休止中)。これは小田急線新百合ヶ丘駅周辺に設置したおよそ500カ所の乗降地点からユーザーが出発地と目的地を指定し、予約・乗車するという交通サービスです。

新百合ヶ丘はバスもタクシーも十分に走っているエリア。狙ったのはその“隙間”の移動手段です。バスとタクシーの中間に位置するモビリティとして、好きなタイミングで目的地に行けるモビリティを目指しました。配車アプリを起動して、3〜4回のタップで予約可能なところもポイントです。

お客様にはミーティングポイントから車両に乗り込んでいただくのですが、より多くの方に利用いただくこと、効率的な車の運用をするために最適な乗降場所を考慮して自動的に提案します。好きなタイミングで好きな場所にいける。多少歩いても運転はプロに任せたいなどのニーズを拾いながら、実用化に向けて取り組んでいます。ここで、次のような質問がきているので、回答させていただきます。


質問
それぞれのサービスが連結されてくると、これまでの"沿線"という考え方が崩れて来るのではないかと感じています("移動時間"という観点で移動しやすいからこそ沿線に固めることができたが、MaaSが普及した世界では電車が通っていなくても移動しやすい場所が増え、これまでの沿線という経済域が変わってくるのではないかと)この点について、どのようにお考えでしょうか?

西村私たちとしては、小田急沿線に住んでいただくのであればその土地に愛着を持っていただきたいですし、より快適な毎日を送っていただきたい。一方で小田急のみにサービスを絞ってしまうと利用者は限られてしまします。多くのサービスを提供することで、提携した企業とウィンウィンの関係でありたいなと思っています。人口減少の時代においては、共に作り上げるという価値観こそが重要です。

弘中共創は今後も重要なテーマになっていきますし、モビリティの課題は一社単独で解決するのが難しいものです。そのため、スマートドライブは事業者間連携、エコシステム作りを多方面で支援していきたいと考えております。

小田急電鉄とスマートドライブが目指すモビリティ・ライフ

弘中先述した国土交通省の日本版MaaSでは、「まちづくり・インフラ整備との連携」に該当しますが、今年の3月、小田急電鉄さまとスマートドライブで、安心・快適な新しいモビリティ・ライフの実現に向けたプロジェクトを進めることを発表しました。

このプロジェクトに対するスマートドライブのアプローチは大きく分けて2つ。

1つは住民一人ひとりの安全運転促進で、安全運転への意識を高めていただくこと。もう1つが、急加速・急減速・急ハンドルといった危険運転の情報を収集し、危険区域内の注意喚起を促進し、交通事故によるリスクを軽減することです。個人個人と地点エリア、2つの単位でアプローチし、沿線に暮らす方々の安全を守りたいと考えています。

また、愛着のまちづくりを実現するため、スマートドライブの「SmartDrive Cars」を提供し、住民の方々が交通ルールをしっかり守り安全運転を行うことでクーポンが付与されるなど、おトクに生活できる環境を提供します。

安心・快適・愛着をキーワードに新たなモビリティ・ライフを提供していきたいと考えておりますが、小田急電鉄さまとして考えている新しいモビリティ・ライフは、他にどのようなものがございますか。

西村2018年4月に発表した中期経営計画にも安心・快適を掲げておりますし、住民のみなさまには愛着を持って、これらの新しいモビリティ・ライフを満喫していただきたい。それが私たちの思いです。
小田急としては、EMotでより多くのデジタルな接点を作りたいですし、それによってサービスの多様化、サービスの向上を実現したい。モビリティサービスの選択肢を増やす、安全輸送やきめ細やかなサービスを提供する、自動運転によるドライバー不足の解消であらゆる課題が解決していく。そして、乗り放題で移動がスムーズになる、定額のバスやタクシーで車がなくても快適に暮らせるなど、住民のみなさまの経験の積み重ねにより、公共交通サービス中心の新しいモビリティ・ライフに転換いただき、一緒になって持続可能なまちづくりをしていきたいと考えています。

弘中では、ここで最後の質問です。新型コロナウィルスの影響で、参加者のみなさまも移動やモビリティも変換点にあるかと思います。今後、どのようなモビリティライフが実現できるとみなさまの生活がより豊かに、便利になるでしょうか。

西村数年後、アフターコロナの社会において、私たちの生き方や働き方はどのように変化しているかについても、意見をいただけるとありがたいですね。

弘中まずは私が考えから述べさせていただきます。今まではバスの稼働状況のみをデータで取得していましたが、これからは利用者がバス内でソーシャルディスタンスが保たれているかどうかを把握できるような世界観が求められるのではないかと思っています。

西村今、バスを例にあげていただきましたが、電車の中でソーシャルディスタンスを保つのはなかなか難しい。とくに都心の朝は通勤ラッシュで車内が混雑しますからね。その中でどのように距離を確保するのか、乗車率はどれくらいか、withコロナの時代ではそうした情報の提供が必要になるかもしれません。参加者からはこんな意見がきています。

意見不必要な移動はどんどんシュリンクして、エンタメとしての移動のみが残っていくような気がします。

弘中単なる移動手段ではなく、移動にどのような付加価値をつけて目的地まで到達するのか、見方を変えれば、移動すること自体が少し贅沢なものになっていく可能性があるでしょう。たとえば、移動しながらサウナに入れる、筋トレができるとか。それが実現したら、移動時間が楽しいと思えるようになるかもしれません。

西村はは。それはユニークな発想ですね。

意見データから高齢者や小さなお子さんがいるお母さんへのデータ提供が必須になるのでは。

西村個人情報保護の観点もありますが、小さなお子様がいるご家庭、高齢者、ビジネスパーソン、それぞれ属性が異なりますから、それぞれにあったよりきめ細やかなサービスやデータ提供が必要になるでしょう。そして、それを実現できるのがアプリケーションかもしれません。

質問EMotとパーソナルデータ(興味や趣味など)との連携はご検討されているのでしょうか。

西村個人を特定することまではできませんが、たとえば、個人の傾向ごとにグループ化することは可能です。移動データだけではわからない個人の属性を何と掛け合わせればいいのか。そこは小田急グループと他の生活サービスとの連携によって、個人の嗜好にあったサービスが提供できるのではないかと考えております。

意見自分の知らない文化や美しい景色、人の暖かさに触れることが出来る移動目的を最短時間で実現してくれることを望みつつ、道中でのトラブルが思い出に残ることも有るので、便利にしすぎることも考えものでは。

西村旅にトラブルはつきものですよね。昔は観光ガイドブックを片手に旅行をしていましたが、最近はInstagramなどのSNSなどから細かい目的地を決めている方も多いようです。そうした背景を考慮し、EMotでどのような機能を搭載すべきか議論している最中です。トラブルをどのように記録するかも考えてみます(笑)

質問コロナの影響でリモートワークの発展など、移動サービス提供企業にとっては逆風のような状況が拡がってくると考えられます。その中でモビリティサービス提供をどのような価値で提供されていくお考えでしょうか?

弘中公共交通機関は一時的に3密状態になるので控えるべきかもしれませんが、人々の生活にとって公共交通機関は欠かせないものですし、ソーシャルディスタンスを確保して運行し続けるべきではないかと。適切な乗り物に、適切な乗り方をする。そのための適切なデータを取得することがwithコロナの時代においては非常に重要かなと考えています。

まとめ

弘中早いもので、あっという間にお時間がやってまいりました。本セッションのまとめは次の3点です。

・モビリティデータの活用には事業者間のデータ連携、運賃・料金の柔軟化とキャッシュレス化、まちづくり・インフラ整備との連携、新型輸送サービスの推進がある。
持続可能な社会にしていくためにはMaaSアプリや自動運転などのツールだけではなく、まちのビジョンを共有し、サービスを共創しなくてはいけない。
・モビリティ・ライフの実現はすぐそこまできています。急激な社会環境の変化に耐えうる未来を創るには、業界の垣根を超えた協力体制、共創体制が必要です。

セッションはまだまだ続きます。引き続き、お楽しみください。ありがとうございました!

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